働かないおじさんが寂しいのではなく、働くひとは寂しくなりがち

この記事は3分で読めます

スポンサードリンク

働かないオジサンの定年後は、寂しい

なんて記事がありました。

おじさんは社会とのつながりが薄い、働かないおじさんはさらに繋がりが薄い
だから、定年後は何もできなくて寂しい老後を過ごすということです。

働いている人の多くを見ていると、
そもそも社会との繋がりが薄いので、
定年後の姿は寂しいものだと思いますが・・・。

 

働くことの意義

働くことの意義は究極的には対価を得ることだと思います。
だから通常はお金をもらっているわけです。

NPOは違うというかもしれませんが、
少額のお金をもらったりもしている場合も多いですし、
大きなところでは「使命感」という対価をもらっています。

つまり、
働くということは、何らかの対価を得るための行為であるわけです。

逆に考えると、
働くということにお金という対価以外の意義を見出させなければ、
そのお金という対価を手にするためにだけ行動することになります。

そこには積極性とか行動力とかなんてものはなく、
あるのは、どうすれば楽にお金を手に入れられるかという思考。

ここまですれば、一定の額がもらえる
ということがわかえれば、それ以上のことをしない。

もう少しやらなくても、もらえるかもしれない。

なんていう考え方に基づいて仕事をしているので、
積極的に何かすることなんてないわけです。

 
とは言え、それはおじさんに限ったことではありません。
若くても年をとっていても同じだということです。

そういう人が見れてしまうので、
お金以外の意義ということが薄れていくわけですね。

 

なぜ定年前に何もしないのか

実際のところ、定年後の生活は寂しいものです。

昨日までは曲がりなりにも何かをしていたのに、
今日は何もすることがない、何をしていいのかわからない。
そんな状態です。

だから、1日中テレビをみたり、新聞を読み続けてみたり。

これは時代が流れていけば、やれることが増えていくので、
ある程度変わっていくとは思いますが、

それでも、定年後に改めて始動する人は少ないと思います。

 
なぜ、事前に準備をしておかないのか
なぜ、もっと前から活動しないのか。

いろいろ理由はあります。

一つ目の理由 「疲れている」
仕事をしているので疲れている。
疲れて帰ってきて、やる気にならない。
そういう理由ですね。

本当は大して疲れているわけでもない。
朝早く起きてやることもできるわけです。

やらない言い訳です。

2つ目の理由 「時間がない」
忙しいんだからそんなことをやっている時間がない
さっさと寝るし、飲みに行くし、一日数時間ぐらいの時間はあります。
本気でやるんであれば、睡眠時間も削ることさえできるわけです。

結局はやろうという意思がない。
将来の自分の姿が見えてないというわけです。

これもやらない言い訳です。

3つ目の理由 「定年後の生活を想像していない」
自分が定年を迎えるなんて微塵も思っていない。
昨日までの生活と今日の生活が変わらないから、明日も変わらない
というダメな安定志向に侵されているからです。

想像していないものが、現実になったとしても
それを受け入れるのは大変だということです。

 

何かを始める定年後で大丈夫?

そんな中、定年になったら何らかの勉強を始めよう!
なんて思っている人も多かったりします。

実際に周りにもいます。

さて、
医療の発達によって、人間の寿命が伸びたわけですが、
それにすべてが追いついてきているとは思えません。

身体は機能訓練などが発達していきているため、
寿命が伸びたことに対しても、対応できていると思います。

だからこそ、
70歳とかでも普通に身体が動く人が多くなっているのが現実だと思います。

でも脳はどうでしょうか。
脳の仕組みはまだまだ解明されていないわけです。
寿命が伸びても脳はその寿命の伸びに追い付いていないと考えるべきだと思います。

 
つまり、
こっちで勝手に急激に寿命が伸場しても、
遺伝子情報がまだ書き換えられていないんじゃないかということです。

筋力などは無理矢理開発できても、脳のことがわかってないので、
無理矢理開発できない事態に陥っているというわけです。

 
さて、
65歳で定年だとして、
第2の人生として、勉強を始めることが正しい選択でしょうか?

ありえないでしょうね。

 
それ以前に
「定年後にやる」なんて言葉は、「明日は勉強する」と同義で
意味なんてない宣言ですから。

 

良い人生だったと思えるのかどうか

結局、殆どの人は、定年まで働き、定年後は何もせずに過ごすことになります。
定年まで働くことで、あまり変化のない生活を送り、
定年後もあまり変化のない生活を送るということです。

とは言え、
今後は定年も伸び、死ぬまで働くことを暗に強制されるかもしれません。

自分の人生を振り返ることもなく、死んでしまう時代がくるかもしれないわけです。

死ぬ直前、自分の人生を振り返ったときに、良い人生だったと思えるか。

 
今自分が死ぬと考えて、人生を振り返ってみると結構怖いものがありますよ。


google スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。