ワタミの傍聴席占拠からブラック企業の行動思考を考える

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東京地裁で争われている
元ワタミ社員で自殺した者の家族が起こした
ワタミを相手取った裁判ですが、
第2階口頭弁論でワタミ社員が事前に建物の入り口を占拠し、
入り口が開くとともに傍聴席を占領したと言われています。

これに対して、
渡邉美樹代表が
被告双方傍聴希望が多数あり、双方弁護士がその場で協議し、最終的には原告側(2):被告側(1)と言う割合を受け入れ、原告側支援者が過半数の傍聴席で裁判が行われた

また、ワタミ広報は
関係各部署のスタッフが自主的に傍聴しに時間前に並んだにすぎない。

としています。

 

企業として故意にやったのか、

社員である個人が故意にやったのか、
どっちでもいいですが、
どちらにしても悪意があったことは間違いないでしょう。

そこについては、代表も広報もだんまりだということですn。

ワタミ側は社員が集まる必要はなく、
後日ワタミ内で報告を待っていればよいだけではよいでしょう。

さて、
なぜワタミはこのような企業になってしまったんでしょうか。
ブラック企業が成り立つか考察してみたいと思います。

 

1 社長は神

まずは代表を神といった存在に認定します。
近寄ることなど許されない存在で、絶対的な存在。

こき使いたいという気持ちで雇っているのであれば、
気軽に話しかけられる存在ではないという印象をもたせ、
また、反抗心を持たせないことが重要でしょう。

そのためには、まずは神を認めさせる。
そのためには、まず入社したら洗脳から始めます。

神(代表)という存在意識を根底に植えつけるわけです。

方法としては、
毎日声に出して神の存在を意識させたり、
毎日神の存在を意識できる部屋に押し込める
といったところです。

もちろん
どのぐらいすごいかについても、
この時に一緒にやってしまえば良いわけです。

時間をかけたくなければ、
ずっと、洗脳部屋に押し込めておけば、綺麗に洗脳されるものでしょう。
洗脳されたほうが楽という意識も働くので、
それほど苦労はしないと思います。

結果として、
社員には「神(代表)」という存在の意識が誕生します。

 

次に神に近い存在を意識させる。
側近などの具体的で優雅な生活を見せ、
「上に行くことができれば、入社したてとは全く違う待遇が待っている」
という意識を植え付ける必要があります。

側近が行動をする理由はなぜなのかというと、
生活感丸出し、欲望丸出しの神は神ではないのです。
だからこそ、そういった行動は側近の役割になるわけです。

こうやって未来には良いことが待っているから
「今は我慢の時なんだ」という意識を植え付けていきます。

ある意味、
今やっていることは間違いではないという安心感を与えられる
とも言えます。

神と側近でうまく住み分けをしつつ、
洗脳を上手にやっていくわけですね。

 

神をうまく使う

神は象徴なのかというと
そういうわけでもありません。

神自体の行動をなんでもかんでも見せるのは危険ですが、
神をうまく活用することで、深い洗脳状態に移行させることも可能になるでしょう。

例えば、
何か良い結果をもたらした時には、神の名において、褒め称える。
全知全能の神から褒め称えられたとなれば、
それは神へ身を捧げる意識の向上につながることは間違いないわけです。

こうして、
神に有利なることを自発的に行動する(させる)わけです。

 

結果

完全には当てはまらないけど、
こういった状況が少なからずあるということです。

ワタミの管理職は認められたいんじゃないかと。
代表になのか側近になのか、どちらにもなのか。
なかなか難しいところではありますが。

上に行って楽な生活を送りたい
と思っているんじゃないでしょうか。

そういった意味で、
ワタミ組織としての、業務命令はなかったかもとも思います。
側近が管理職たちの前でボソっと言えば、行きますからね。

真相はそういったところではないんでしょうか。

 
 
今回の考察は代表を神ととらえる方法だったわけですが、

人には、
「失業したらどうしよう」という本人の不安感が
退職を渋らせるというのもあります。

また、
今の生活になぜか満足してしまうというのもあります。

こういったことについても
また別途考察していきたいと思います。


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