ゼンショー社長が3Kと認めるすき家の仕事をやりたくないのは当たり前

この記事は2分で読めます

スポンサードリンク

すき家のゼンショーが、イメージの悪化から大変な思いをしているようです。

 ゼンショーホールディングス(HD)は14日、傘下の牛丼チェーン店「すき家」の28店舗がアルバイト店員の不足で現在、営業休止していると明らかにした。改装中の店舗も含めると計184店で営業を再開できていない。小川賢太郎会長兼社長は同日の決算記者会見で、「多くのお客様に迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪した。
 すき家は人手不足が原因で2月以降、約250店が一時休業や短縮営業に追い込まれた。6月からはすき家を全国7地域に分社化し、地域の実情に合わせて人材を採用するほか、賃金体系なども工夫して働きやすい職場作りを進めるなどの対策をとる計画だ。(朝日新聞デジタル

そんな中ゼンショーの小川社長が
「日本人はだんだん3K(きつい、きたない、危険)の仕事をやりたがらなくなっている」
と嘆いたそうですが、

昔の日本人も3K仕事を好き好んでやりたがってたわけではないでしょう。

そういう仕事しかできず、また就労可能な幅というものも狭く、
それでも一定の額が稼げて、生活ができるからやるという人が多くいただけの話。

今は別に3Kの仕事以外でも
いろいろとやれる仕事の幅というものが広がっているわけなので、
3Kの仕事を好き好んでやろうと思う人がメキメキと減っているだけの話です。

さらに、
教育システムがもはや時代にマッチしていないということでもあります。

小川社長の日本の姿というものは
前時代で時間が止まったままなんじゃないでしょうか。
それはちょっと悲しいです。

 

時代感覚がずれているのにゼンショーがイケてる理由

ではなぜ
ゼンショーはまともにやっていけるのか。

それは日本の教育システムの理念と
ゼンショーの社長の感覚が一致しているからと言えるでしょう。

教育は未だに、ゼンショーの社長が考えているような
前時代的な日本が理想であるとしています。

ゼンショーの精神は教育の理念と合致するため、
それが正しいとされている世の中の流れに
矛盾を感じつつも逆らうことができないため、
今のところゼンショーは正しいとされているからです。

しかし、
すき家のバイトは集まらない状況が続いています。
つまりは、
ゼンショーの精神である今の教育システムの理念は
現実と乖離してきているわけです。

教育が本当に生かされているならば、
労働者としてせこせこ働き続けることになんの疑問をもたないわけですから、
すき家のバイトも問題無く集まるわけです。

苦しくても働くことが正しい。
その結果、過労で死んでも幸せだと。

この考え方は、
日本が戦後復興するために苦しくても働くことこそが正しい姿だ。
その結果死んだとしても、日本のために死んだのだから幸せだ
ということを日本から企業というものに変えただけです。

 

建設業界も若い人手不足

建設業界でも人手不足が深刻になっているようです。

これは一つの現場が終わると、別の現場に移るということが多く、
結婚したり、子育てまで考えると、落ち着いた生活ができないため、
敬遠されがちになっているということです。

つまり、
別に仕事が嫌だからこの業界に就職しないということではないとも言えるわけです。

建設業界の現場は3K仕事だと思いますけど、嫌がられていない現実があるわけです。

結局のところ、
すき家が嫌がられているだけでしょってことじゃないですか。


google スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。