ひきこもり対策(支援センターやらサポーターやら)は愚策では?

この記事は2分で読めます

スポンサードリンク

全国の約26万世帯が引きこもり世帯ということで、
厚生労働省は「ひきこもり対策推進事業」を行っています。

この事業の目的は、

各都道府県・指定都市に、ひきこもりに特化した第1次相談窓口としての機能を有する「ひきこもり地域支援センター」を整備するものであり、ひきこもり地域支援センターは、ひきこもりの状態にある本人や家族の方が、地域の中で最初にどこに相談したらよいかを明確にすることによって、より支援に結びつきやすくすること

とされています。

この中でコーディネーターやらサポーターやらが定義されているわけですが、
果たして、ひきこもり本人の気持ちを理解できるんでしょうか。

 

考え方は違う


コーディネーター等の人たちが受けた教育は社会に適合しましょうという理念。
なぜなら、文句も言わずに労働させる人を作るのが目的だからです。

そういう人たちが、
社会に適合できない人の気持ちを理解して対応できるんでしょうか。

特に、高齢者とかの世代とかがそういう任に当たったら
ひきこもっている側が悪とされるため、
否応無しに外に出すことだけを考える可能性は高いとおもいます。

それが本人にとって良いことなのかどうかではなく、
コーディネーターたちが良いと考えることで物事が判断されるわけです。

本人と対策側とは相容れない考え方であることをわかってるのかが心配です。

 

根本的な解決ではない。

ひきこもりにならないためにどうするか
ということは考えない、というよりも考えられない。

結局インターネットが発達したことにより、
そもそも社会に馴染めない人が外にでなくとも、
自分にとって好ましく生きられる場所が簡単に得られる
という大きな変化が起きたということを理解していないからでもあります。

つまり、
社会に馴染む馴染まないは関係なく、
自分の世界を構成できる時代になってしまったため、
根本的解決は今のままでは無理だと思います。

いずれにせよ
根本的解決は一番難しいの、対処療法を考えていこうと。
お金は無尽蔵にかかるけど対処療法が一番楽というわけでもあります。

 

結局、
組織を考える時代から個人を考える時代に変遷している
というのが今の状況だということです。

今までの考えを踏まえて、
このままこの施策を推し進めていくのは
かなり愚策と言えるのでは無いでしょうか。

「我々がやってきたことには、なんら間違いはない。
間違っているのはひきこもっている彼らの方だ」
ということを言いたそうだなと。

どちらにしても、
本来のところ、厚生労働省だけの話でもないので、
もっと文部科学省との連携とか考えてもいいのではないかと。

まぁ、根本的に解決するには
教育から変えていった方が早いと思いますけどね。


google スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。