気象予報の警報はどんな種類がある?

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台風が来る!
と、天気予報を見ていたら、

大雨特別警報とかになってる。

 
特別警報ってあんまり見ないけど、
ただの警報と何が違うのだろう?

 
せっかくなので、
ちょっと調べてみました。

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警報や注意報の種類

 
気象庁が気象予報で、
大雨などで警戒や注意を促す必要があるときに、

  • 「特別警報」
  • 「警報」
  • 「注意報」

の3つを発表します。

 
それぞれを簡単にまとめると

  • 特別警報は「重大な災害が起こるおそれが著しく大きいとき」
  • 警報は「重大な災害が起こるおそれのあるとき」
  • 注意報は「大雨や強風などによって災害が起こるおそれのあるとき」

こういったときに、
それぞれ発表されることになっています。

 
特別警報、警報、注意報は、
それぞれで、もっと細分化されているので、
一つ一つ細かく見ていきますよ!

 

特別警報

 

【特別警報】・・・6種類

特別警報とは、定義としては、警報の一部で、
「気象災害などの重大な災害が起こるおそれが著しく高いときに、
気象庁が警告のために発表する情報」
のことを言います。

こういった時に、気象庁は、
特別警報を発表し、最大限の警戒を呼び掛けることになってます。

名称発表のタイミング
大雨特別警報台風や集中豪雨によって、数十年に一度の降雨量となる大雨を予想、
または、数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨を予想
大雪特別警報数十年に一度の降雪量となる大雪を予想
暴風特別警報数十年に一度の強さの台風や同程度の温帯低気圧によって、暴風が吹くと予想
暴風雪特別警報数十年に一度の強度の台風と同程度の温帯低気圧によって、雪を伴う暴風が吹くと予想
波浪特別警報数十年に一度の強さの台風や同程度の温帯低気圧によって、高波になると予想
高潮特別警報 数十年に一度の強さの台風や同程度の温帯低気圧によって、高潮になると予想

 
特別警報が発表された場合は、
「最大級」とか「過去に例がない」とか「何十年に1度」とか
そういう大規模な災害が起きる可能性が高いということです。

 
そのため、
市町村から避難指示や勧告が出る可能性が高いので、
それに従うべきでしょう。

山や川や海など、
災害が起きやすい場所に近いところに住んでいる場合は、
特に気を使った方が安全です。

 
特別警報が発表されたときは、
それだけ緊迫した危険が迫っている
という認識をもっておきたいところです。

 

警報

 

【警報】・・・7種類

警報とは、
「重大な災害が起こるおそれがあるときに、警戒を呼びかけて行う予報」
のことを言います。

名称発表のタイミング
大雨警報 大雨によって、重大な災害が発生するおそれがあると予想
洪水警報大雨や融雪などによって、河川が増水し、重大な災害が発生するおそれがあると予想
大雪警報大雪によって、重大な災害が発生するおそれがあると予想
暴風警報暴風によって、重大な災害が発生するおそれがあると予想
暴風雪警報雪を伴う暴風によって、重大な災害が発生するおそれがあると予想
波浪警報高い波によって、重大な災害が発生するおそれがあると予想
高潮警報台風などによって、異常な海面の上昇があり、重大な災害が発生するおそれがあると予想

 
警報が発表された場合も、
安全への配慮はしておきたいところです。

 
大雨などの警報が出れば、
学校が自宅待機になったりするので、
やっぱり、危険が迫っているという認識をしておくべきですね。

 
できれば、外には出ない
そのぐらいの気持ちでいたいところです。

 

注意報

 

【注意報】・・・16種類

注意報とは、
「災害が起こるおそれのあるときに注意を呼びかけて行う予報」
のことを言います。

名称発表のタイミング
大雨注意報大雨によって、災害が発生するおそれがあると予想
洪水注意報大雨、長雨、融雪などによって、河川が増水し、災害が発生するおそれがあると予想
大雪注意報 大雪によって、災害が発生するおそれがあると予想
強風注意報強風によって、災害が発生するおそれがあると予想
風雪注意報雪を伴う強風によって、災害が発生するおそれがあると予想
波浪注意報高い波によって、災害が発生するおそれがあると予想
高潮注意報台風などによって、異常な海面の上昇があり、災害が発生するおそれがあると予想
濃霧注意報濃い霧によって、災害が発生するおそれがあると予想
雷注意報 落雷によって、災害が発生するおそれがあると予想
乾燥注意報空気の乾燥によって、災害が発生するおそれがあると予想
なだれ注意報 なだれによって、災害が発生するおそれがあると予想
着氷注意報著しい着氷によって、災害が発生するおそれがあると予想
着雪注意報著しい着雪によって、災害が発生するおそれがあると予想
融雪注意報融雪によって、災害が発生するおそれがあると予想
霜注意報 霜によって、災害が発生するおそれがあると予想
低温注意報低温により災害が発生するおそれがあると予想したとき

 
注意報は、差し迫った危険とまでではないけれども
結構強めの雨が降るとか、結構強めの風が吹くとか、
普段よりも気をつけないということになるわけです。

何も起こる可能性がなければ、
注意報を出す必要はないわけですしね。

 
それと、着氷や直接、霜、低音といった、
一風変わった注意報があるのも特徴。

  • 着氷や着雪であれば、送電線や通信線への管理への注意
  • 霜や低音であれば、農作物への管理への注意

と、知らせる先が違うのも、
ちょっとおもしろいところですね。
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最後に

 
警報や注意報では、
「重大な」とか「おそれがある」とか
あまり具体的ではないんですよね。

でも実は、
警報と注意報はその地域での「基準」が、
結構細かく決められてるんです。

 
反対に、特別警報は、
そこまで細かく決まっていないわけです。

つまりは、
「発表するべき時」というものがあるんでしょうね。

気軽に出せるものでもないですしね。

 
その相関単位は発表されない「重み」が、
みんなに危険だという認識をさせるのかなって思います。
 


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