うつ病予測の警告は、人を抹殺する警告じゃない!

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欠勤や遅刻の状況によって従業員がうつ病で休む前兆を見つけ、
会社に警告するサービスがはじまります。

3万人のサンプルからみた結果による
パターン判別となっているようですね。

はたして日本の社会において、
これがうまく機能するのかどうかが気になるところです。

 

うつ病の症状

「うつ」の代表的な症状としては、

ネガティブ・マイナスな感情になったり
とにかく良いイメージにならないわけです。

被害妄想や誇大妄想などの
悪くイメージしたにもかかわらず、
もっと悪いことを考えてみたりもします。

最終的には
生きているから苦しいということに気が付き、
自殺といった行為に至ってしまうわけですね。

時間的には、
特に朝の気持ちの落ち込みは激しく、
時間が経つにつれて落ち着いていく感じになります。

そのため、
朝起きて急に自殺ということも非常に多かったりします。

 
また、
やる気がでなかったり、頭が回らなかったり、
眠りが浅かったり、食生活が完全に乱れたりと
身体の不調にもつながってくるため、
仕事ができる状態にすらならなかったりします。

仕事どころか、
心と身体の両方から蝕まれ、
生活すらままならないという状態になったりするわけです。

 

対処する企業の問題点

これを利用する会社はどのような方針で利用するのか
これが一番気になるところではないでしょうか。

 
ブラック企業に代表されるように
従業員のことを本当に大事にしている環境が
整備されている企業はまだまだ少ないと思います。

例えば、
長時間の拘束、残業代を出さない、そもそもが低賃金などなど
過酷な労働条件で雇用されている状況だということです。

このような状況下で
うつ病で休む前兆が判別されてしまうと、
従業員にとっては、あまり好ましい状況で使われるとは思えません。
勤務評価に響きかねないし、そういう目でも見られるということです。

 
また、
このような警告が会社側(管理職)に伝えられたとして、
それをきちんと対処できる人がいないという現実があります。

きちんと対処できるようにするための教育がなされなければ、
従業員を潰しになってしまう危険性の方が高いでしょう。

 
 
うつ病は企業側(管理職側)から見ると、
「働けません」という状況になってしまうため
悪たるものとされることになりかねません。

さらに
心血を注いで働くことが善とされる
今の多くの企業の体質から考えると、
うつ病というものは理解されないと言えるでしょう。

そのため、
警告を送るイコールその人の人生が終了ということにならないよう
「企業側がその警告をきちんと理解して対処をしなければならない」
ということを理解して利用してくれることを願うばかりです。


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