教育の「質」がずれているからブラック企業が幅を利かす

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世界の教育の質ランキングが英国BBCによって発表されたところですが、
韓国が1位で日本が2位、シンガポール3位、香港4位とされ、
アジアが上位を占めるという結果になっています。

ちなみにこのランキングは、
各国の教育データや大卒者の比率、国際的な試験の成績などから判断されており、
創造性や問題解決能力といったところは判断基準にはなっていないようです。

まぁ、大学行ってれば良いという程度でしょうか・・・。
つまりは、大したデータではないとも言えるわけですね。

 

教育の求めるもの

さて、
そんな素晴らしい「質」として語られている
日本の教育で何を洗脳してきたのかというと

第一義としては
「労働者になってせこせこ働くこと」
であるわけです。

そのため、個性よりも協調性といったものが重視され
天才が育ちにくい環境となっています。

なぜこの洗脳をしなければならなかったというと、
戦後の日本の復興を国民総出でやる必要があったため、
国民を無理にでも働かせる必要があったからです。

ちょうど、
戦中などの教育も相まって、
学校で教えられたとおりに動く人間は作りやすかったわけです。

だからこそ戦後の日本は国民が一丸となって働くことができ、
見事な復興が図られたと言えるでしょう。

また、
労働者がいなければ、モノが作れないということにもなるので、
労働者を生産する教育をするのが基本的な立場になるわけもあります。

 

今の教育のずれ

さて、日本は復興しました。
復興したにもかかわらず、
国民を動かすための「次の目的」を国は作れぬまま、
ここまで来てしまったわけです。

もはや、
「お国のため」などという考えに落ち着く時代ではなくり、
興味関心が組織から個に向けられ、
組織の時代から個の時代へと変貌したにもかかわらず、
教育は依然として組織にのみ重きをおいているわけです。

そんな中、
ブラック企業から身を守るためのシンポジウムが開催されました。

新入社員研修で行われたことがいわゆるカルト宗教の洗脳的なことで
サービス残業や体調不良なども取り合ってもらえないもらえない状況だった
と体験談を語った人がいたというわけです。

ブラック企業だからということだけではなく、
教育理念がそういう方向だということにまず気が付きたいところです。

とは言え、
こうやって辛い思いをしてもなお、労働者として働こうとしますよね・・・。

よっぽど教育のほうが悪い洗脳だと思いますけど。


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