トミカの値上げと人件費高騰の関係を考えてみよう!

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2月1日より、
トミカの主力商品が23年ぶりに360円から450円と25%値上げされました。

この値上げの背景には原材料の価格高騰や
生産国であるベトナムの人件費の高騰があります。

こうして資本を投下することにより、
最初は賃金が安くあげることが可能になるわけですが、

ずっと同じ賃金ではここで働くことに満足してもらえなくなり、
また質の維持・向上を図るためにも賃金を上げざるを得ません。

ずっと同じ賃金では、
労働に対するモチベーションが上がらず、
結果への質の低下を招くことになりかねないからです。

そういう流れが色々な新興国で起こり、
例えば中国でも人件費の高騰により、
中国で生産することの旨味がなくなってきているわけです。

ベトナムもその流れにのっているというわけですね。

 

トミカの工場の移り変わり

もともとトミカは、
日本国内の工場で作られていたものであるが、
それが中国への生産委託という形をとり生産されてきたわけですが、

中国の人件費が高騰してきたため、
2008年にベトナムにシフトしたという経緯となっています。

 

人件費の高騰とタカラトミーの対応

今考えると、
トミカは価格が安いという点があるので、
人件費で価格が上がることを避ける必要があると思います

そのため、
日本国内から中国へ、中国からベトナムへと
人件費が高騰すれば、どんどん見切りをつけてきたわけです。

今はインフラ整備が整っていて、
なおかつ一番人件費が抑えられるのがベトナムということで、
値上げせざるを得なくなったというわけです。

とは言え、
ベトナムの最低賃金の引き上げも予定されており、
今後もベトナムの人件費は膨らむことは間違いないわけです。

これも踏まえての値上げということではあるとは思いますが、
今後ベトナムの賃金が上がり続けた場合、
トミカの生産委託はベトナムのままで行くのか、
他の国へ乗り換えるのか。

これはなかなかに興味深いものだと思います。

 

結局巻き戻るけれども・・・

いろんな国で作ることでその国の人件費が高騰するため、
最終的には、日本国内で生産した方が安くなる
という時代が来るということになると思いますが、

今生産を他国で済ませている現状を考えると、
日本ではモノが作れない時代になってると考えた方が良さそうです。。。


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